2 分

【寄付者の声】社会制度の狭間にある人々と向き合い、 光を当てる

最終更新: 2019年8月8日

法律事務所くらふと 坪内清久さん(弁護士)

私は主に千葉市にて弁護士をしております。

最近では東京での活動も多くなり、弁護士として虐待や非行、さらには外国人の少年事件に携わる機会が増えてきました。

私が弁護士になったのは、自分の被虐経験等を踏まえて、子供の法的支援をしたいと考えたからです。

ただ、弁護士として子供に関われるのは、主に事件が起きていることが前提であり、その前の段階でのケアや事後のケアというのは手薄になりがちですし、長い期間を一緒に過ごさないと子供の本当の気持ちをわかることができません。

そのため、子供支援の現場にいき実際の子供の声を聞くことが大事だと考えました。

そこで、ご縁があったダイバーシティ工房が運営する「地域の学び舎プラット」での学習ボランティアに応募しました。今でも楽しくボランティアをさせていただいております。

ダイバーシティ工房は、制度の狭間にある人々を支援する団体です。

具体的には、

  • 学校で生きづらさを感じている小中学生

  • 18〜20歳といった子どもと成人の間の世代

  • 本当は働けるのに保育園に入れなかったことでキャリアが途切れてしまう母親

といった方々です。

弁護士というのはあくまで法制度を使いこなして権利を実現する職です。

ですから、行政や民間が作ってくれた枠組みがないとできることが少ない職です。

そして、制度枠組みの設計自体に多大な課題が積み重なっていることも肌感覚として理解しております。

そんな難しい課題に果敢に取り組んでいる団体はダイバーシティ工房しかないように感じます。

私もボランティアや寄付で貢献し、子どもたちが一人でも救われることを願っています。これからのチャレンジにも期待しています!